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ふたつの山

私には故郷に二つの山がある。
ひとつは父なる山、桜島である。
桜島(標高1,117m)は言わずと知れた鹿児島の名峰で活火山である。
錦江湾に浮かぶこの山容はずっしりと男らしい。
火口からは噴煙を空高く吹き上げていて、親爺の憤怒を想わせる。
しかし、その姿は朝日を背に受けてシルエットとして浮かび、
昼は緑濃いすそ野を長く海上に引き、夕には夕陽を浴びて赤く染まる。
桜島は日に七回その姿を変えるという。七変化である。
高校のころ、授業中によそ見をして桜島を眺めていると、山頂からもくもくと煙が上がる。
しばらくして音が聞こえて窓ガラスがガタガタと振動する。
今年は桜島の噴火活動が活発のようだ。
鹿児島市内には夏になると季節風の影響で噴火に伴う火山灰がたくさん降ってくる。
桜島はやはり城山から眺めるのがいちばんいい。
これほど都市に近接して噴煙を上げる活火山、それも海からいきなり聳えている山
というのは珍しいのではなかろうか。
イタリア、ナポリにあるベスビオ山は市の至近に位置し海に浮かんでいる様は桜島と
よく似ているので、鹿児島市とナポリ市は姉妹都市の提携をしている。

碧い錦江湾に浮かんだどっしりとした桜島を維新の盟友西郷や大久保らは眺めて
日本の将来を語り合ったことだろう。
飛行機から桜島が見えると鹿児島に帰ってきたという気持ちが湧いてくる。

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                真中にあるビルは鹿児島県庁

もう一つは北薩の名峰、紫尾山(しびざん)(標高1,067m)である。
なだらかな山容は母のようにやさしくみえる。
出水平野と北薩の盆地との間に聳えている。
今は休火山であるが、火山帯に属しているから大昔は活火山だったのだろう。
わが故郷さつま町とその周辺には多くの源泉があって鄙びた温泉があちこちにある。
これも火山帯のおかげだ。
紫尾山は中学校の校歌のいちばん初めに歌われていた。
♪朝日照る 紫尾の山並 揺るがぬ悟(さとし) 仰ぎつつ
中高生のころ、大晦日に初日の出を拝もうと友人と何度か登った。
山頂付近は雪が積もりガチガチに凍っていて、凍った崖から滑り落ちたことがあった。

故郷に帰って紫尾山を見るとやっと帰ってきた気持ちになる。
高校を卒業するまで紫尾山を見て育ってきたので、私にとって紫尾山は母のような山なのだ。
故郷の山はありがたきかな、と詠んだのは啄木だったか、そんな感慨を抱く。

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               自宅の二階北から眺めた紫尾山
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菜園復活


家の庭にある菜園が草山になっていたので再び菜園に復活させるべく開墾をした。
草を払い草に埋まっていた剪定した枯枝を燃やして耕した。

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耕したら4坪ほどの畑ができたので畝を作りニンニクの球根を植えた。
もう一列はダイコンの種をまき、土が乾かないように以前刈ったススキで覆った。

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菜園の端にはこの春からの就農記念に八朔とイチジクを植樹した。

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テラス造り 10月

夏から取り掛かっているテラス造りだが、なかなか進まない。
農作業の合間、天気のよくない日や朝や夕方に少しづつやっているからだ。
でも、もう少しでテラス全体の半分が完成するまでになってきた。
コンクリートを練るのが力仕事で腰が痛くて難儀だ。
まあ、趣味と実益を兼ねてやってることだから仕方ないか。
今年中には何とか完成させたい。

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出水武家屋敷と出水兵児

上場高原から下って、出水の市街地に入る手前から左折し出水武家屋敷を見学することにした。
小学5年生のとき、父親の転勤で西出水で暮らしたことがあって武家屋敷があるのは知っていたが、訪れるのは初めてだった。

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鹿児島にはほかにも知覧、蒲生、入来などに武家屋敷はあるが、ここの武家屋敷は一戸の屋敷がとても広く300坪から500坪あるそうだ。
というのは鹿児島城(鶴丸城)下の武士は島津氏の直属の武士で高録だったが、地方の武士は薩摩以外の人吉とか都城辺りからいわば人質として連れてきた家来だったそうで鹿児島城下から遠ざけられた外城の武士として国境や遠地に配置され禄高も少なく、そのために屋敷内に畑を耕作して自給自足で生計を立てていたとたまたま出会った地区の古老から聞いた。

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武家屋敷はどこも石垣・生垣を廻らし、戸ごとに異なる家紋の付いた武家門を構えていて、太い柱と梁で組まれた造りでどの家も築200年以上は経っているという。
ここは武家屋敷の風致地区で家や門の改修をするにも出水市の許可が必要で、しかも設計変更はできず瓦など当時と同じ材料を使わなければならないそうだ。修繕に際しては市から相応の補助金は出るとのことだが、訪ねた家では門が300万円、屋根の葺き替えが930万円もかかったということだった。

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数年前、NHK歴史大河ドラマ「篤姫」のロケに使われた屋敷もあって見学ができた。ロケには地区の人も大勢エキストラで出演したようだ。

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武家屋敷の一角には現鹿児島県知事の旧家もあって立派な門と蔵付きの母屋があった。

出水ではむかし男児は「いずんへこ(出水兵児)」と呼ばれて郷中教育を受けていた。
郷中というのは武士道精神を伝授する一種の教育機関でもあってその精神は今でも残っているようだ。
武士道精神を守り実行するために武家屋敷のあちこちに「出水兵児修養掟」というのが掲げてあった。

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士ハ節義を嗜み申すべく候。
節義の嗜みと申すものは口に偽りを
言ハず身に私を構へず、心直にして
作法乱れず、礼儀正しくして上に諂ら
ハず下を侮どらず人の患難を見
捨てず、己が約諾を違ヘず、甲斐かい
しく頼母しく、苟且にも下様の賤しき
物語り悪口など話の端にも出さず、譬
恥を知りて首刎ねらるゝとも、己が為す
まじき事をせず、死すべき場を一足も
引かず、其心鐵石の如く、又温和慈愛
にして、物の哀れを知り人に情あるを
以て節義の嗜みと申すもの也

訳せば・・・

人は日頃から節義を心がけなければならない。
節義の心がけとは,嘘を言わず,自分勝手でなく,ひねくれず,
立居ふるまい挨拶など社会のきまりに合った交際上の動作や作法
を身に付け,地位の高い人に気に入られようとしてこびることなく,
地位の低い人を見下げてばかにすることなく,他人の災難や心配ごと
などを見捨てず,引き受けた事はやりとおし,勢いよく労を惜しまず,
手ぎわよく,はっきりした態度で物事を行ない,頼みにできるさまで
あること。
一時的であっても卑しい様子やふるまいについて語り合ったり人を悪く
いうことなど会話のちょっとした部分にも出さず,たとえ面目を失い名誉
を傷つけられて職を失うことになっても,自分がすべきでないことはせず
決死の覚悟を決めた時には気おくれせず,その精神は強固でやさしく
深い愛情があり,情趣・風流を理解する洗練された心と思いやりのある
温かい心を持つことを節義の心がけと言う。(「ふるさと 出水」のHPより引用) 

もうすぐここにはシベリアから越冬のために多くのナベヅルが飛来する。
つぎは彼らに会いに来よう。


上場高原のコスモス

一度行ってみたいと思っていた出水市の上場高原のコスモスを見に行ってきた。
体育の日で天気も良く絶好の行楽日和だった。
自宅から1時間余りで高原に着いた。
早かったせいか、駐車場にはまだ数台しか車がなかった。
ここのコスモス園は地域の人たちが地域おこしのために整備したとのことで、以前は山里の畑か草地だったようなところだが斜面一面にちょうどコスモスの花が満開だった。

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ここのコスモス園は入場料無料、駐車料無料、食べ物持ち込み自由とあって、なにも時間を気にすることがなく見たいだけ居たいだけ気ままに過ごせるところがいい。

赤やピンクや白、色とりどりのコスモスの花が高原を吹き渡る風にそよいでいる。
澄み渡った秋の青空に花びらが鮮やかに映える。
ミツバチが忙しそうに花から花へと飛びまわっている。

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帰り際に駐車場に隣接する円錐状の茅でできた古代住居風の売り場に並べられた朝取り野菜、ジャガイモ、サトイモ、落花生、ニンジン、大根、手作りこんにゃくなどを買った。
帰る頃には150台ほどの駐車場が満車になっていた。

畑の開墾

二枚ある畑の狭い方の開墾を始めた。
夏に二度草刈りをしてこの時期になって草の勢いが弱くなってきたので
刈り取って枯れた草を鋤き込もうとトラクターにディスクプラウを取り付けた。
畑までトラクターを走行させ畑に入りディスクロータリーを回す。

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草地にディスクが食い込み枯れ草と背丈の低い草を掘り返すと黒々とした土塊が現れた。

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草に覆われた畑だったが何年振りかに少し畑らしい顔になってきた。

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実りの秋

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北薩摩の田園も実りの秋を迎えた。
今年は妹が作っているが、わが家の田圃も稲穂は重そうに頭を垂れ刈り入れのときを待っている。
今年はどこの田圃も稲の出来はいいようだ。
夏の猛暑のせいだろうか?
台風が来なかったのも幸いしているのだろう。
先祖が開墾し父母が守ってきた田圃。
来年は私が耕作しようと思っているがこんなに立派にできるかどうか?
先輩らに学び稲作の知識を勉強して、後は運にまかせるしかないだろう。

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わが家の畑に母が植えたクリやカキも実って食べごろになってきた。
クリでも茹でて幼い頃の田舎の味を楽しもう。
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主宰:薩摩 農

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